柏洋通信

2016.05.25

柏洋通信Vol.08

  【5/25「東急プラザ銀座」に行ってきました。】

 3/31にオープンしたばかりの「東急プラザ銀座」を早速覗いてきました。テレビで連日紹介していたのでご存じの方も多いでしょうし、「もう行ってきました!」という初物好きの方もいらっしゃるのでは。ここは数寄屋橋交差点の目の前で、旧銀座東芝ビルと阪急百貨店(モザイク銀座阪急)の跡地です。旧東芝ビルには大型書店が入っていたこともあって、新橋の本社からも割と近いことからちょくちょく通っていました。

 さて「東急プラザ銀座」です。日本の伝統工芸の「江戸切子」をモチーフにした特徴的な外観は、テレビで既にお馴染み。6階に現れた巨大パブリックスペースの「キリコラウンジ」に驚かされると共に、 屋上には緑と水をモチーフにした「キリコテラス」が広がり、ここが銀座の只中とはとても思えません。さらに8,9階は全フロアがデューティーフリーショップになっています。店舗の詳しい説明はその手のテレビ、雑誌を見ていただくとして、流行に疎い私にでも、 ここが上から下まで丸ごとインバウンド消費をターゲットにした場所だということは、容易に理解できました。

 6,7階は「ファインド・ジャパン・マーケット」です。メイドインジャパンの本物に出会えるフロアとして、センスの良い日本の日常の品をディスプレイした店舗が並んでいます。インバウンド向けのお土産探しにはぴったりなのですが、日本人にとっても日本の良さを再発見できる場所だとも感じました。

 中でも落ち着くのが「SAKELABO」とネーミングされた空間です。「日本の『酒』が持つ力を、もっと世界に、もっと身近に」をモットーに、全国の日本酒と酒蔵が推奨するおつまみを並べています。お酒はワンカップや300mlまでの小型びんが中心。海外からの観光客の「ちょっと試してみたい」にぴったりです。酒粕を使ったスイーツなどもあって、日本酒&日本酒文化を「プチ体験」するには絶好の場所だと感じました。 こうした体験から日本酒ファンが世界に広がれば、市場の拡大に繋がることが期待されます。

 当社の製品を使った商品が並んでいたことも、一言付け加えておきましょう。

代表取締役社長
七島 徹
 
◆お酒はワンカップなど小型びんが中心。もちろん全てがガラスびんです。

 
◆日本から世界に発信するこだわりの商品がずらり。当社のガラスびんを使用した商品もしっかり並んでいました。

2016.05.24

柏洋通信Vol.07

 

【5/24 3月22日入社式。新入社員がやってきました。】

 待ちに待った新入社員を迎える日がやって来ました。今年は高校を卒業した男子2名、女子1名の3名です。

 スーツ姿がお世辞にも板についているとは言い難い3人ですが、希望と不安に満ち満ちた瞳でこちらを凝視する眼差しに、 30年以上前の自分を重ね合わせて感慨深いものがあります。

 さて、今年も彼らに何を話そうかと色々と思案したのですが、いつもの通り第一にガラスびんを好きになることと、 社会的にも意義のあるガラスびんの製造に関わる仕事に誇りを持ってもらいたいこと。そして第二に我々の目指す経営をスポーツに例えると、全員参加のサッカー型経営であり、 社長から新入社員に至るまで、それぞれに役割と責任があるということです。どれだけ彼らに伝わったかは分かりませんが、私の信念としてこれからも事あるごとに語っていきます。

 いつの時代でも新しい人材を迎えることほど、社長としてわくわくすることはありません。毎年のことではありますが、この高揚感を忘れずに社長として初心に立ち戻り、心新たに経営に邁進する所存です。

代表取締役社長
七島 徹



2016.05.23

柏洋通信Vol.06

  【5/23 「第12回ガラスびんアワード2015」授賞式が開催されました。】

 「ガラスびんアワード」(以下アワード)も今回で12回を数えるまでになりました。

 同アワードはガラスびんの「機能性・環境性・デザイン性」などを、多角的にかつ審査員の独特の視点も交えて評価し、優秀な作品を表彰するものです。

 審査委員長はあのマルチタレントのリリー・フランキーさん。もう一人の審査委員は、サポート役としても息がぴったりのフリーアナウンサーの富永美樹さんです。

 授賞式でのお二人の軽妙なトークににんまりさせられると共に、リリーさんの意外性たっぷりのユニークな視点や、 富永さんの生活者としての細やかな感覚には、毎回驚かさるばかりです。

 今回は過去最高の205エントリー(359本)の商品の中から、 最優秀賞、機能優秀賞、環境優秀賞、デザイン優秀賞、リリー・フランキー賞、富永美樹賞、日本ガラスびん協会特別賞(2点)の8作品が選ばれました。当社は昨年のアワードでは「コンポート丸ごと温州みかん」でデザイン優秀賞をいただきましたが、 今回は残念ながら一次審査止まりでした。

 捲土重来、次回は賞取りを目指して頑張ります。


 授賞式の模様や受賞作品は以下の日本ガラス協会のHPをご覧ください。
日本ガラスビン協会 「第12回ガラスびんアワード2015」各優秀商品決定

代表取締役社長
七島 徹

◆日本ガラスびん協会会長、日本山村硝子(株)山村社長より開会のご挨拶。


◆当社製品SZジャムは一次審査を通過したものの、残念ながら最終審査には残れませんでした。


◆受賞者の皆様とリリーさん、富永さん。

2016.05.19

柏洋通信Vol.05

  【5/19 QC活動発表会が開催されました。】

 3月11日、当社の研修室で第55期上期QC活動発表会が開催されました。各職場から18チームが参加し、日頃の活動内容と成果が報告されました。

 当社にも徐々にQC活動が浸透してきていると感じていますが、今回は期間中に完了した活動が少なく、 少々物足りなさを感じたのは、社長の私だけではなかったようです。

 成果が顕著なのは、やはり問題の捉え方が適切で、なおかつリーダーの強力な統率力の下、全員参加が徹底されているチームです。中途半端な取り組みに不満が募るチームも見られましたが、それでも仮説に基づきデータを収集し、分析するというカタチはできつつあると感じています。

 今回残念ながら最優秀賞に該当するチームは現れませんでしたが、以下の2チームが栄えある優秀賞に輝きました。次回に期待したいと思います。

優秀賞
倉庫:物流チーム「3号倉庫内資材管理」
工作:チーム本間「ISマシンホルダー組替・判別方法改善

代表取締役社長
七島 徹
 
◆チームリーダーの発表の後、管理職から鋭い質問が飛んだ。

2016.05.18

柏洋通信Vol.04

 【5/18天災を人災にしないために、東日本大震災の記憶を風化させるな!】

 3月11日をもって東日本大震災からまる5年が過ぎました。当時の記憶を思い起こすことは、人によっては非常につらいことかもしれませんが、 記憶を風化させないために、当日は敢えて従業員の皆さんにそのつらい行為をお願いしました。

 震災の数日前から地震が頻発していたにも関わらず、この辺りは「岩代の国」と呼ばれ大変地盤の強い土地ゆえに、 まさか二本松でこれほど大きな地震に会うとは露程も思ってはいませんでした。危機管理という意味では、甚だお恥ずかしい限りです。

 地震発生の直後に溶解炉から1,500度の溶けたガラスが漏れ出し、火災が発生しました。幸いボヤ程度で済んだものの、電気もガスも瞬時に止まり、生産はおろか溶解炉を維持するにも困難な状況が続きました。その後に発生した福島第一原発の水素爆発や、それに伴う放射線漏れは、原発から50㎞以上離れたこの地にも甚大な影響を及ぼしました。

 その後も重油やガソリンの供給が途絶えるなど、工場再開に向けての苦難が続きました。 ようやく生産に漕ぎ着けたのは、震災から1ヵ月を経た後の事でした。原発事故の直後から始まった福島県の風評被害は、5年を経て現在に至るまで払拭されていないことは、皆さんも良くご存じのことです。

 この震災を契機にBCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)の取り組みが一般化し、 当社も遅ればせながら計画を策定しました。災害には事前の備えが欠かせないことは言うまでもないことですが、 経験や記憶に基づく危機意識が欠如していては、「絵に描いた餅」以前の問題でしょう。天災はいつか必ず起こるものと覚悟しなければなりません。そして、それを人災にしないためにも、東日本大震災の記憶を決して風化さてはなりません。

 最後になりましたが、当日は東日本大震災によって犠牲となられた全ての方々に対して、 哀悼の意を表すべく全員で黙とうを捧げ、ご冥福をお祈りしました。

代表取締役社長
七島 徹
  
◆1,500度のガラスが漏れ出し火災が発生したが、懸命な消火作業によって鎮火。流れ出したガラスは滝状に固まった。

  
◆あちらこちらでガラスびんが散乱。

  
◆溶解炉の耐火レンガも一部崩壊した。

2016.05.02

柏洋通信Vol.03

  【2016(平成28)年5月2日フーデックス(国際食品・飲料展)に行ってきました。】

 今年も3月8日から11日の日程で、フーデックス(国際食品・飲料展)が幕張メッセで盛大に開催されました。年々規模も拡大し、今年は日本はもとより世界の78の国と地域から、3,200社以上が一堂に会しました。また日本食が世界的なブームになっていることを反映してか、今年は海外、特に東南アジアとりわけ、中国からの来場者が増えていることを実感。文字通り国際的なイベントとなっています。

 主な来場者は新しい商材探しに血眼な大手百貨店やスーパーの仕入れ担当者(バイヤー)たちですが、 会場に一歩足を踏み入れれば、食にまつわる最先端の状況や、これからのトレンドを目の当たりにできることから、我々のような食品や飲料に関わる様々な業態の人たちにも、見逃すことのできない重要なイベントとなっています。

 さて、こうした食の最前線に触れ、次のヒット商品を占うことも重要なのですが、私にとっての最大の目的は、当社のユーザー様と直にお会いすることです。

 我々の直接のお客様は、多くの場合我々メーカーとガラスびんを実際にお使いになる生産者の方々との 橋渡しをしていただく問屋さんです。 意外に思われるかもしれませんが、我々メーカーと生産者の方々との接点は、近いようで案外遠いものなのです。 ですからこうしたイベントは、実際にガラスびんをお使いいただいているお客様の生の声を、 直にお聞きする貴重な機会でもあるのです。

 今年も北から南まで、日本全国の多くのお客様にお会し、日頃のご愛顧に感謝することができたことは、 経営者として無類の喜びとなりました。

代表取締役社長
七島 徹

◆78の国と地域から、3,200社以上が集まりました。




◆今年もたくさんのお客様との出会いがありました。


◆大手ばかりではなく、地域で頑張っている食品メーカーさんも多数出展されています。


◆二本松の元気な酒蔵さんも出店されていました。

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